メディカルパーク横浜

受精環境を整えているメディカルパーク横浜の口コミや特徴、費用などをまとめました。

メディカルパーク横浜の口コミ

メディカルパーク横浜の口コミの総評

メディカルパーク横浜では「親身な対応だった」など対応力を評価する声が多く聞かれました。患者自身が納得して治療ができるように、インフォームドコンセントをしっかり行ってくれるようです。アドバイスも実施してくれるので、色々と分からないことなども質問しやすいでしょう。

さらに「待合室がゆったりしている」との声もあり、大きな窓がある開放的な空間も魅力的なようです。そのためリラックスした状態で診察を待つことができるのでしょう。シックで落ち着きのある空間になっており、清掃も行き届いている点も評価されていました。待合室でも誰もが快適に過ごせるよう配慮されているので、来院することへのストレスを抱えることもほとんどないでしょう。

体外受精を行っている
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メディカルパーク横浜の不妊治療の特徴

不妊治療データを一般公開している

メディカルパーク湘南（本院）は、不妊治療における対応件数や妊娠データを一般公開しているのが特徴です。

不妊治療の方法は、適切な誘発法でできる限り多くの卵子で体外受精を行い、整備された受精環境でより良い胚を選別し、その他の不妊原因を内視鏡手術で治療してから胚移植をするという方法です。

不妊検査・不妊治療の件数

2020年1月～12月にメディカルパーク横浜（分院）で実施された不妊検査・不妊治療の件数は下記のようになっています。

• 精液検査：330件
• 人工授精：245件
• 採卵：445件
• 卵子凍結：73件
• 融解胚移植：150件

融解胚移植（不良胚盤胞を含む）患者のデータ

次にメディカルパーク横浜（分院）で融解胚移植（不良胚盤胞を含む）を2019年6月から2020年12月までに実施した患者のデータを見ていきましょう。下記のリストにある「対ET」とは、移植1回あたりの成績を指します。そして臨床妊娠成績とは胎嚢が見えた成績です。

• 妊娠反応陽性（対ET）：76％
• 臨床妊娠成績（対ET）：63.6%
• 平均年齢：36.4歳
• 平均AMH：2.88ng/ml

AMHとはアンチミューラリアンホルモン（または抗ミュラー管ホルモン）のことで、卵胞が発育する過程で分泌されます。AMHは卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、という卵巣の予備能を反映する数値と考えられています。

また融解胚移植（不良胚盤胞を含む）によって臨床妊娠した患者の年齢層は次のようになっています。

• ～29歳：100％（※）
• 30歳～34歳：66.7%
• 35歳～39歳：61.5%
• 40歳～42歳：38.1%
• 43歳～45歳：20.0%
• 46歳以上：0%

※29歳までの100％の数値は9例という少ない母数のため参考まで

参照元:メディカルパーク横浜「高度生殖補助医療（体外受精）」(https://medicalpark-yokohama.com/%e9%ab%98%e5%ba%a6%e7%94%9f%e6%ae%96%e8%a3%9c%e5%8a%a9%e5%8c%bb%e7%99%82/)

不妊治療に特化した婦人科クリニック

腹腔鏡手術と不妊治療を組み合わせ、子宮筋腫や内膜症といった不妊症に関連する疾患の手術を積極的に行っています。

また「受診しやすさ」をコンセプトにしており、通勤途中での受診なども考慮し、桜木町駅周辺の通いやすい立地で、最終受付は19時まで可能です。Web予約も受け付けているので、忙しい人でも比較的通いやすいでしょう。無理なく通える優しいクリニックです。

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メディカルパーク横浜の不妊検査

メディカルパーク横浜では不妊検査として、女性と男性の両方に対して必要な検査を実施しています。不妊の問題や原因は女性側・男性側のどちらか一方だけに生じるものでなく、誰であってもリスクを抱えているからこそ、医学的根拠にもとづいた検査を適切に行って可能な限り状況を正しく詳しく把握することが重要です。

女性側の検査

初診検査

初診検査とその結果は、全ての治療計画や検査項目を検討する上で土台となってくれる検査であり、最初に初診として必要になる検査が行われます。具体的には卵巣年齢について推定する検査である「ホルモン検査AMH（アンチミュラー管ホルモン検査）」や、クラミジアのような感染症の有無などを調べる採血検査などが該当します。

子宮卵管造影検査

精子と卵子の出会いの場である子宮や卵管に異常がないか、造影検査を用いて医学的に確認することも大切です。何らかの事情や理由で卵管閉塞が生じていたり、卵管の周囲が付着していたりすれば、卵管機能が阻害されて正常な妊娠が困難になってしまう可能性も高まります。

子宮卵管造影検査は女性の妊孕性を把握するための基本的な検査であり、検査結果によって人工授精による妊娠を検討したり、体外受精や手術を検討したりといった段階へ進んでいきます。

排卵検査

初診検査と子宮卵管造影検査で共に問題や異常が検知されなかった場合、基本的には排卵のタイミングに合わせて性交渉をすることにより、妊娠の可能性を期待できると考えることが可能です。

しかし実際に通常の性交渉などで妊娠できない場合、そもそも排卵が正常に行われているのか検査によって確認しなければなりません。排卵検査には排卵期の予測を行ったり、超音波検査を活用して排卵の有無を確認したりします。

もし検査の結果、排卵が正常に行われていない「排卵障害」であると認められた場合、排卵誘発剤などの薬剤を使用して排卵のコントロールを行います。

子宮鏡検査

子宮筋腫や子宮内膜ポリープといった疾患や病変が原因となって、妊娠しにくい状態になっているケースも想定されるでしょう。そのため、上記のような検査や対策だけで妊娠の可能性が向上しないと考えられる場合、子宮に専用のカメラ（子宮鏡）を挿入して実際の子宮内の様子を確認する検査を行います。

子宮鏡検査によって子宮内に異常が認められれば、まずその治療を検討しなければなりません。

超音波卵胞計測

排卵時期を正確にチェックしてタイミング法の有効性を高められるよう、超音波検査装置を使って卵胞の発育状況を確認することが可能です。

頸管粘液検査

膣内に射精された精子が卵子のもとまで正常に到達するには、子宮頸管から粘液が分泌されて精子を子宮内へと導いていることが必要となります。

そのため、子宮頸管の粘液の状態や分泌量についてチェックすることも大切な検査です。なお、子宮頸管の粘液はエストラジオールというホルモンの働きで分泌が促進されることが分かっています。

高温期採血

基礎体温が上がっている高温期に採血を行って、エストラジオールやプロゲステロンといったホルモンの血中濃度を検査します。各種ホルモンが適正値に達していない場合、何らかの方法によってカバーできるよう治療プランが検討されるでしょう。

LH-RHテスト（ホルモン負荷試験）

月経不順の患者に対して行われる検査です。まずホルモン剤を注射して、その後に採血検査を行って血中ホルモン値を測定します。これにより排卵誘発剤の選択や排卵障害の可能性などを検討することが可能です。

男性側の検査

精液検査

男性の精液を検査して、精子の量や運動率、奇形率といった状態を検査します。検査のために十分な精液量を確保できるよう、検査前には数日間の禁欲が必要です。

感染症・血液型検査

感染症によって不妊リスクが増大するため、感染症の検査などについては女性側だけでなく男性側にも行われます。特に感染症は本人も無自覚であるケースが少なくないため、必ず男女ともに行うことが大切です。

その他の検査

上記のような検査の他にも、より詳細な不妊原因を調査する目的で以下のような検査が行われることもあります。

• ホルモン負荷検査
• 抗精子抗体検査
• 診断的腹腔鏡手術
• 染色体検査
• 習慣性流産検査　など

メディカルパーク横浜の治療法・費用について

メディカルパーク横浜の高度生殖補助医療（体外受精）治療費について調べました。メディカルパーク横浜では成功報酬制を導入しており、「基本料金+実際の排卵個数・受精個数」から料金を計算しています。

こちらでは各過程の内容と、2022年12月12日で公式HPに掲載されていた不妊治療（自費診療）の費用目安を紹介していきます。尚、料金表示は税込 or 税別であるかの記載が公式サイトにありませんでした。詳しくは病院へ直接お問い合わせください。

排卵誘発

良質な卵子をできるだけ多く採取することを目的にしています。診察や採血、問診などで卵巣機能を調べたうえで、排卵誘発剤（飲み薬や注射）など、一人ひとりに適した方法を選択して排卵を誘発します。

• 排卵誘発の報酬目安：69,800円～110,400円（税不明）

採卵・体外受精

細い針を使用して卵子を採取し、採った卵子と元気な精子をお皿で媒精（精子と卵子を出合わせる）します。

【基本料金と成功報酬料金】

項目	基本料金	成功報酬料金
採卵	23,000 円（税不明）	採卵 1 個あたり 20,000 円 (上限 200,000 円（税不明）)
精子調整	21,000 円（税不明）	受精卵 1 個あたり 33,000 円（A） (上限 165,000 円（税不明）)
顕微授精 (C-ICSI / PIEZO-ICSI)	29,000 円/ 39,000 円（税不明）	受精卵 1 個あたり 22,000 円（税不明） ※Aに加算

【採卵・体外受精の報酬目安】

• IVFの場合は23,000円～409,000円（税不明）
• 例1）卵子を5個採卵してIVFを行い3個受精した場合は243,000円（税不明）
• 例2）卵子を5個採卵してICSIを行い3個受精した場合は309,000円（税不明）

IVFとは濃度を調整した精子を採取した卵子に出合わせる基本的な方法のことで、ICSIは顕微鏡下で細い針を使い直接卵子細胞に1個の精子を入れる方法のことです。ICSIの方が割高となります。

胚培養・胚凍結

受精が確認された卵を培養器の中で管理し、妊娠しやすい胚盤胞まで成長した卵を液体窒素下で凍結保存します。メディカルパーク横浜では全例をタイムラプスで画像管理しています。胚凍結をされた方には卵の成長の様子をUSBで渡してくれます。

【胚培養・胚凍結の料金】

• 胚盤胞培養：成功報酬30,000円（税不明）
• 胚凍結：受精卵 1 個あたり 33,000 円（上限 165,000 円（税不明））

【報酬の目安例】

• 胚盤胞培養にて2個凍結保存できた場合は96,000円（税不明）

培養終了

採卵日から6～7日で培養は終了です。培養終了時に採卵～凍結までの結果による治療料金が計算されます。凍結保存は延長するたびに管理料が発生します。

【凍結管理料】

• 胚凍結管理料：12カ月38,000円（税不明）

融解胚移植

凍結保存した卵を融解して子宮へ戻すことを融解胚移植と言います。子宮に着床しやすいようにアシステッドハッチングを行い、移植直前まで培養器内で管理。その後シリコンカテーテルを用い、超音波モニター下で卵を子宮内へ置きます。

アシステッドハッチングとは、胚が着床できるよう透明帯からの孵化(ハッチング)を補助(アシスト)する方法のことです。

【融解胚移植の料金】

• 胚移植：57,000円（税不明）
• 胚・精子融解：17,000円（税不明）
• 融解胚培養：17,000円（税不明）
• アシステッドハッチング：22,000円（税不明）/受精卵1個あたり

【報酬の目安例】

• アシステッドハッチングで融解胚移植を行った場合の合計金額は113,000円（税不明）

その他の診察内容

その他の診療費用については次の通りです。

【一般不妊治療】

• 精液検査：5,000円（税不明）
• 人工授精 ：15,000円（税不明）
• 精子凍結 ：22,000円（税不明）
• 精子凍結管理料（12ヵ月分）：38,000円（税不明）

【治療オプション】

• 採卵時麻酔 ：11,000円（税不明）
• 検体輸送器レンタル：20,000円（税不明）
• 卵子活性化：15,000円（税不明）
• レスキュー ICSI 準備(PB チェック) ：10,000円（税不明）
• 二段階胚移植 ：88,100円（税不明）

【その他】

• 採卵及び移植における休日・祝日加算 ：11,000円（税不明）
• 心拍確認(妊娠成功) ：76,000円（税不明）

※2022年12月12日時点での調査金額

※公式HPに税表記がありませんでした。

メディカルパーク横浜の不妊治療の流れ

ここではメディカルパーク横浜で不妊治療を受けるまでの流れについて、大まかに解説しています。初診時などにきちんと情報を共有し、医師へ希望を伝えられるよう、基本的な内容を把握しておきましょう。

1．初診予約・診察予約

まずは初診予約を行って最初の診察の予定枠（初診枠）を確保します。初診時には妊娠が困難になっている期間や症状、これまでに治療を受けてきた経験などについて医師から尋ねられるため、きちんと答えて情報を共有できるようにあらかじめ準備しておきましょう。

またメディカルパーク横浜では患者がちゃんと納得した上で治療をスタートすることが重視されており、疑問や不明点があれば遠慮せず質問して話を聞く姿勢も大切です。

なお、初診予約は電話対応となっており、再診予約はパソコンやスマートフォンから24時間いつでも申し込むことが可能です。

2．初診

看護師との面談

初診時は医師の診察を受ける前に、看護師と面談して治療歴や既往歴、治療に対する希望や要望をヒアリングしてもらいます。過去の治療経験や妊娠・流産歴などがあれば隠さず伝えた上で、治療を受けるに当たって希望することや抱いている不安などを看護師へ伝えてください。

医師による診察

看護師との面談を経て、改めてまとめられた情報にもとづいて医師による初診が行われます。

また、必要な検査も行いながら、患者の希望を土台として今後の治療プランやスケジュールを話し合っていくという流れです。

3．検査

初診時に受ける初診検査を含めて、必要なデータを収集・分析するために各種検査を受けます。初診検査や子宮卵管造影検査などの基本的な検査を含めて、どのような検査を受けるべきかは患者ごとに異なってくるため、しっかりと医師に尋ねて理解しておくことが大切です。また治療を始めてから、改めて追加検査が求められることもあります。

なお、検査は女性だけでなく男性にも必要なものであるため、パートナー同士で一緒に受診して検査を受けることが望ましい点も覚えておいてください。

4．治療スタート

初診時の問診や診察の内容、また各種検査によって得られたデータにもとづいて治療プランを検討し、内容が明確に固まればいよいよ治療を開始します。

また、治療をスタートしてからも再診しながら効果を検証し、妊娠率が向上しそうにない場合は改めて治療プランを再検討。大まかな治療の流れとしては、初期治療として「タイミング療法」で状況を確認しつつ、場合によっては人工授精や体外受精といった次の段階へ移行します。

5．妊娠・卒業

治療によって妊娠が認められ、流産のリスクが減じる7週頃を目安として適切な管理を続けます。そして妊娠がきちんと維持されていればメディカルパーク横浜を卒業となり、分娩取り扱い施設へ移るという流れです。

希望する産院があれば紹介状を書いてもらえ、あるいはメディカルパーク湘南（ぶんｂ）へ紹介してもらうことも可能です。

メディカルパーク横浜の医師について

院長　菊地盤医師

メディカルパーク横浜の院長である菊池盤医師。順天堂大学医学部を卒業後、同大学の産婦人科先任准教授(助教授)や医学部附属浦安病院リプロダクションセンター長を経て、メディカルパーク横浜院長に就任しました。

不妊に悩む方の第3のパートナーとしてお二人に寄り添い、最善の道を協力して進めるように努めています。

菊池盤医師情報

• 日本産科婦人科学会
• 日本産科婦人科内視鏡学会
• 日本生殖医学会
• 日本癌治療学会
• 日本内視鏡外科学会
• 日本がん生殖医療学会
• 日本生殖カウンセリング学会
• 米国婦人科内視鏡学会

施設の紹介

待合室

広い待合室があり、大きな窓からはゆったりと外を眺めることもできます。

内診室

包み込まれるようなイスに腰掛け、リラックスした状態で診察を受けることができます。

処置室

非常に明るい雰囲気の空間で、清潔感のある印象になっています。

リカバリールーム

カーテンでベッドごとに仕切られているため、第三者の目線を気にせずリラックスして過ごせます。

採精室

完全個室で、プライベートもしっかり守った空間で過ごせます。

メディカルパーク横浜について

メディカルパーク横浜へのアクセス情報

車

• 首都高横羽線みなとみらいインターチェンジを下りてすぐ
  ※専用駐車場無し。付近の駐車場をご利用ください。

電車

• JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅より徒歩3分