体外受精の流れと男性の役割

体外受精の基本的な流れと男性の役割

基本的な流れ

体外受精をする場合、どのような流れで進むのでしょうか。ここでは、基本的な流れと男性が行動するポイントについて解説します。

  • 事前の検査:男性不妊症の可能性を検査(精子検査・クルーガーテスト・感染症検査・抗精子抗体検査)を実施。
  • 排卵誘発:採卵する周期前の自然排卵を予防するための投薬(注射や経口薬など投与方法を医師へ確認)。
  • 採卵&採精:採卵と同じ日に採精を実施(採精前は、体調を整え、2~3日程禁欲期間を取る)
  • 受精・培養:胚培養士が媒精と胚培養などをおこなう。
  • 胚移植:着床しやすい状態まで育った後、柔らかいカテーテルを使用して子宮内へ戻す。
  • 黄体補充:着床しやすいように子宮内膜を整える作用を持つ黄体ホルモン補充の投薬をおこなう。
  • 妊娠判定:胚移植より1~2週間後、血液検査・超音波検査をおこなって妊娠判定。

男性はパートナーを支えることが大切

不妊治療は、特に女性にとって、心身ともに大きな負担がかかりやすいです。妊娠が成立せず月経が来てしまったときや、妊娠初期に流産してしまったりする場合もあるでしょう。そのような際には、外食や舞台・映画鑑賞など、気分転換につながるアクティビティを取り入れてもよいでしょう。

また、体外受精は身体に大きな負担がかかる治療です。家事を積極的に行うようにして、なるべく休息をとってもらうようにしましょう。

不妊治療は長期間に及ぶケースもあり、大きなストレスがかかることがあります。男性は、パートナーの負担を軽減するためにも、しっかりと話し合う時間を作るようにすることが大切です。

採精のタイミングと方法

採精のタイミングと方法は、以下をご覧ください。
  • タイミング:採精は、採卵と同じ日に実施。
  • 採精の場所:クリニックや病院の採精室で採取するか、自宅で採取してから、クリニックへ精液を持ち込む方法の2種類。

採精をおこなう際、細菌の混入を予防するため、手指と性器を清潔な状態にしておきましょう。マスターベーションをおこない、射精します。

あらかじめ用意しておいた容器内に、射精した精液を全量入れるようにしてください。精子を入れる際、容器の内側になるべく触らないように注意しながらおこなって、蓋を閉めるようにしましょう。

自宅で採取する場合、採精から2時間以内に持参するなど、クリニックからの注意事項を必ず守るようにしてください。

通院回数とスケジュールの見通し

男性の通院回数

男性の通院回数は、精液検査や血液検査などの事前検査日と採卵日の精液採取の2回は、必須となっています。

診察の際、検査結果の説明をしながら、治療計画について医師から説明があるため、パートナーと一緒に同席しておくと、今後おこなわれる治療のイメージがしやすくなります。

女性の通院回数

体外受精を受ける場合、個人差がありますが、1周期あたりの通院回数は6回前後が目安とされています。具体的には、月経2〜3日目から始まる卵巣刺激の治療や、超音波検査、ホルモン検査などが連日、もしくは数日にわけて3〜5回ほどおこなわれます。その後は、採卵日・胚移植日にも通院しなければなりません。

治療の進行状況や卵胞の育ち具合によっても異なりますが、7〜8回になるケースもあるでしょう。

パートナーの送迎などもあるため、休みを取りやすい環境づくりが必要です。

ご夫婦に合った
横浜にある体外受精
クリニックおすすめ3選

体外受精のクリニック選びで大切なのは、ご夫婦の状況に合った治療を受けられることです。
横浜にあるクリニック14院の口コミや実績を分析し、お二人の状況に寄り添った3院を調査しました。

40代~
ご出産を考えている
ご夫婦にも心強い
メディカルパーク
ベイフロント横浜
メディカルパーク ベイフロント横浜
引用元:メディカルパークベイフロント横浜公式HP
https://medicalpark-bf-yokohama.com/
おすすめの理由

40~41歳の妊娠率が、2025年1月時点で開示されている最新(2022年度)の全国平均の妊娠率が約30%(※1)に対して、約50%(※2)と平均を上回る実績があります。
卵子への負担を軽減する培養技術も活用し、妊娠が難しい患者様へのサポートに注力しています。

TEL
045-620-6322
第二子不妊の
ご夫婦でも
通いやすい
みなとみらい夢
クリニック
みなとみらい夢クリニック
引用元:みなとみらい夢クリニック公式HP
https://mm-yumeclinic.com/about/
おすすめの理由

保育士常駐のキッズルームを設けており、「親子待合室」としても利用できます。
通常の待合室とは扉で区切られているため、待ち時間も周囲の視線を気にせず、お子さまと一緒にいられます。通院回数が多い体外受精でも安心して通えるクリニックです。

TEL
045-228-3131※6
男性不妊の
外科的治療が必要な
ご夫婦におすすめ
横浜市立大学附属
市民総合医療センター
横浜市立大学附属市民総合医療センター
引用元:横浜市立大学附属市民総合医療センター公式HP
https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/index.html
おすすめの理由

不妊の原因に多くみられる男性不妊症の治療実績(※3)において神奈川県内1位(※4)を誇る病院です。一般男性の約7人に1人(※5)にみられる「精索静脈瘤」、約100人に1人(※5)に発症すると言われる「無精子症」まで、他院では対応が難しい男性不妊治療を受けられます。

TEL
045-261-5656
※2025年1月編集チーム調べ

※妊娠率(臨床妊娠):移植後、エコーにより胚が子宮内に確認された割合を指します
※1参照元:【PDF】日本産科婦人科学会ARTデータブック※2022年時点。2024年のデータはまだ公開されておりません(https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf
※2参照元:メディカルパーク ベイフロント横浜公式※2024/1/1~2024/9/30時点(https://medicalpark-bf-yokohama.com/chiryo_jisseki/
※3参照元:「男性生殖器疾患」の治療実績数を、便宜上“男性不妊症”のランキングとしています。この件数には、他の病気の治療も含まれることがあります。
※4参照元:caloo(神奈川県の男性不妊症の治療実績)※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の統計 (2022年4月〜2023年3月退院患者)(https://caloo.jp/dpc/disease/746/14
※5参照元:横浜市立大学附属 市民総合医療センター公式(2025年1月時点)(https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/generative/danseifunin.html
※6 お電話での問い合わせは月曜・水曜・金曜のみ8:00~18:30、火曜・土曜8:00~16:30、木曜8:00~13:00、日曜8:00~13:00 (指定患者様のみ)、祝8:00~15:00

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