体外受精は、妊娠を希望する方にとって有効な不妊治療の一つですが、治療の過程で複数回の通院が必要です。スケジュールを把握し、事前に計画を立てることで、仕事や生活との両立がしやすくなります。
このページでは、一般的な通院回数とスケジュールの目安、追加の通院が必要となるケース、スケジュール調整の重要性について解説します。治療中の心身のケアや、通院負担を軽減するための工夫についても説明していますので、参考にしてください。
体外受精を行う際の通院回数は、生理1周期あたり4~6回が一般的です。ただし、治療の進行状況によっては、それ以上の通院が必要になる場合もあります。特に、排卵のタイミングがずれたり、採卵数が少ない場合には追加の治療が必要となることも。患者の体調やホルモンバランスの変化によっても、通院回数が増減することがあります。
治療の開始前に、以下の検査が行われます。
この診察で治療方針が決定され、患者ごとに適した方法が選ばれます。検査の結果によっては、追加の診察が必要となることも。治療に進む前に生活習慣の改善指導を受けることもあります。
排卵誘発剤の投与を行い、卵胞の成長を確認します。通常、月経3日目以内に初回の診察を行い、その後も定期的に採血と超音波検査を実施します。
排卵誘発の効果が十分でない場合は、追加の薬剤調整や診察が必要になります。自己注射を行う場合は、看護師から指導を受けるための通院も必要です。
月経12日目頃に採卵が行われます。所要時間は半日~1日程度です。採卵は軽い麻酔下で行われることが多く、術後の経過観察のため、長めの滞在が必要になる場合もあります。麻酔の影響を考慮し、当日は安静にする必要があるため、スケジュール調整が重要です。
採卵後、精子と受精し正常に発育しているかを確認し、胚移植のタイミングを決定します。受精率が低い場合は、追加の採卵が必要になることもあります。受精確認の結果に基づいて、どの胚を移植するかや、胚の凍結保存の可能性を検討します。
受精卵を子宮内に移植します。新鮮胚移植と凍結胚移植の方法があり、患者の状態に応じて選択されます。胚の状態やホルモン値によっては、胚移植を延期し、次の周期で行うことも。移植後は特にストレス管理が重要であり、体調を整えるためのサポートも提供されることがあります。
胚移植後10日程度で妊娠判定を行います。ホルモン値や子宮内の状態を確認し、必要に応じて追加の検査を実施。着床の兆候が見られない場合、ホルモン補充を追加することもあります。成功率を高めるために、栄養指導やストレス管理のアドバイスを受けることも推奨されます。
以下のような場合、通院回数が増えることがあります。
特に凍結胚移植を行う場合は、採卵後の周期に改めて移植を行うため、通院回数が増加します。患者の体調管理のために追加の診察が必要となることもあります。
体外受精は治療スケジュールが決まっているため、計画的に進めることが重要です。特に仕事をしている方は、下記のような工夫をすることで、無理なく治療を続けることができます。
クリニックによっては、早朝診察や土日診察を行っているところもあるため、事前に確認すると通院計画を立てやすくなります。通院時のストレスを軽減するために、リラックスできる方法を見つけることも重要です。
本サイトでは、横浜で体外受精を検討されているご夫婦に向けて、お二人の状況に合ったクリニックをご紹介。
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体外受精では、一般的に1周期あたり4~6回の通院が必要ですが、個々の状況によって回数が増減することがあります。排卵誘発や移植の調整などにより追加の診察が必要になることもあるため、余裕をもったスケジュールを立てることが大切です。
仕事や家庭の都合に合わせて通院計画を立てることで、ストレスを軽減しながら治療を進めることができます。適切な情報をもとに、自分に合った方法で治療を受けるようにしましょう。治療の過程で精神的な負担を減らすためのサポートを活用することも大切です。
体外受精のクリニック選びで大切なのは、ご夫婦の状況に合った治療を受けられることです。
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40~41歳の妊娠率が、2025年1月時点で開示されている最新(2022年度)の全国平均の妊娠率が約30%(※1)に対して、約50%(※2)と平均を上回る実績があります。
卵子への負担を軽減する培養技術も活用し、妊娠が難しい患者様へのサポートに注力しています。
保育士常駐のキッズルームを設けており、「親子待合室」としても利用できます。
通常の待合室とは扉で区切られているため、待ち時間も周囲の視線を気にせず、お子さまと一緒にいられます。通院回数が多い体外受精でも安心して通えるクリニックです。
不妊の原因に多くみられる男性不妊症の治療実績(※3)において神奈川県内1位(※4)を誇る病院です。一般男性の約7人に1人(※5)にみられる「精索静脈瘤」、約100人に1人(※5)に発症すると言われる「無精子症」まで、他院では対応が難しい男性不妊治療を受けられます。
※妊娠率(臨床妊娠):移植後、エコーにより胚が子宮内に確認された割合を指します
※1参照元:【PDF】日本産科婦人科学会ARTデータブック※2022年時点。2024年のデータはまだ公開されておりません(https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf)
※2参照元:メディカルパーク ベイフロント横浜公式※2024/1/1~2024/9/30時点(https://medicalpark-bf-yokohama.com/chiryo_jisseki/)
※3参照元:「男性生殖器疾患」の治療実績数を、便宜上“男性不妊症”のランキングとしています。この件数には、他の病気の治療も含まれることがあります。
※4参照元:caloo(神奈川県の男性不妊症の治療実績)※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の統計 (2022年4月〜2023年3月退院患者)(https://caloo.jp/dpc/disease/746/14)
※5参照元:横浜市立大学附属 市民総合医療センター公式(2025年1月時点)(https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/generative/danseifunin.html)
※6 お電話での問い合わせは月曜・水曜・金曜のみ8:00~18:30、火曜・土曜8:00~16:30、木曜8:00~13:00、日曜8:00~13:00 (指定患者様のみ)、祝8:00~15:00