体外受精(IVF)の胚移植は、毎月することも可能とされています。クリニックによっても異なりますが、月経3日目あたりのホルモン値や子宮内膜の厚みなどを確認します。そして患者のスケジュールや採卵後の卵巣の腫れなどの状態などを考慮し、採卵を行った次の周期に胚移植を実施したり、連続した周期に胚移植を行ったりします。
採卵のためには、排卵を誘発する刺激が必要ですが、その刺激方法には種類があり、間隔にも違いがあります。
刺激が少ない方法のひとつに「自然周期採卵」があります。これは、薬などで排卵を誘発せず、自然な排卵のタイミングに合わせて採卵する方法です。誘発を行わないため、特別な間隔を空ける必要がなく、毎月の排卵に合わせて採卵することが可能です。
一方で、卵巣を刺激して排卵を誘発する方法の中で、刺激が多めのものとして、アンタゴニスト法やロング法などもあります。
体外受精を受ける際には、保険適用の条件にも注意が必要です。採卵の回数には制限はありませんが、胚移植(受精卵を子宮に戻すこと)には回数制限があります。保険が適用されるのは、40歳未満で最大6回、40歳以上43歳未満では最大3回までです。なお、出産すると回数はリセットされます。
※凍結胚が残っているケースでは、それを全て移植しないと次の採卵は保険適応とならない原則になっているため、注意が必要です。
体外受精を行う際、間隔を空けるメリットとして、身体的な回復が挙げられます。
上述の通り、採卵のための刺激には自然周期による排卵を用いた採卵があり、刺激がほとんどないため毎月1回の採卵が可能です。一方、刺激を多めに行うアンタゴニスト法の場合、卵巣に負担がかかりやすいのが注意点です。
排卵誘発剤を使って採卵を行った場合は、次の採卵までに約2か月ほど間隔を空けるのが一般的です。これは、卵巣を一時的に休ませることで、ホルモンのバランスを整え、卵巣の状態を回復させるためです。
このように適度な休み期間を設けることで、次回の採卵でより質の高い卵子が得られる可能性が高まります。
体外受精のクリニック選びで大切なのは、ご夫婦の状況に合った治療を受けられることです。
横浜にあるクリニック14院※の口コミや実績を分析し、お二人の状況に寄り添った3院を調査しました。
40~41歳の妊娠率が、2025年1月時点で開示されている最新(2022年度)の全国平均の妊娠率が約30%(※1)に対して、約50%(※2)と平均を上回る実績があります。
卵子への負担を軽減する培養技術も活用し、妊娠が難しい患者様へのサポートに注力しています。
保育士常駐のキッズルームを設けており、「親子待合室」としても利用できます。
通常の待合室とは扉で区切られているため、待ち時間も周囲の視線を気にせず、お子さまと一緒にいられます。通院回数が多い体外受精でも安心して通えるクリニックです。
不妊の原因に多くみられる男性不妊症の治療実績(※3)において神奈川県内1位(※4)を誇る病院です。一般男性の約7人に1人(※5)にみられる「精索静脈瘤」、約100人に1人(※5)に発症すると言われる「無精子症」まで、他院では対応が難しい男性不妊治療を受けられます。
※妊娠率(臨床妊娠):移植後、エコーにより胚が子宮内に確認された割合を指します
※1参照元:【PDF】日本産科婦人科学会ARTデータブック※2022年時点。2024年のデータはまだ公開されておりません(https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf)
※2参照元:メディカルパーク ベイフロント横浜公式※2024/1/1~2024/9/30時点(https://medicalpark-bf-yokohama.com/chiryo_jisseki/)
※3参照元:「男性生殖器疾患」の治療実績数を、便宜上“男性不妊症”のランキングとしています。この件数には、他の病気の治療も含まれることがあります。
※4参照元:caloo(神奈川県の男性不妊症の治療実績)※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の統計 (2022年4月〜2023年3月退院患者)(https://caloo.jp/dpc/disease/746/14)
※5参照元:横浜市立大学附属 市民総合医療センター公式(2025年1月時点)(https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/generative/danseifunin.html)
※6 お電話での問い合わせは月曜・水曜・金曜のみ8:00~18:30、火曜・土曜8:00~16:30、木曜8:00~13:00、日曜8:00~13:00 (指定患者様のみ)、祝8:00~15:00