横浜市の出生率や出生数は、近年どのように変化しているのでしょうか。少子化が進む中で、「横浜市でも子どもが減っているのか」「出生率の低下は妊活や不妊治療と関係があるのか」と気になる方もいるかもしれません。
横浜市が公表しているデータでは、合計特殊出生率は令和2年が1.24、令和3年が1.21、令和4年が1.16、令和5年が1.12、令和6年が1.08と推移しており、直近5年では低下傾向にあります。
ただし、出生率の低下には、結婚年齢や出産年齢の上昇、仕事や生活環境、子育て費用、住宅事情、ライフスタイルの変化など、複数の要因が関係しています。出生率が下がっているからといって、すべてを不妊治療の問題として捉えるのは正確ではありません。
この記事では、横浜市の出生率・合計特殊出生率のデータを整理しながら、不妊治療や体外受精を考える方が知っておきたい地域の現状を解説します。横浜で妊活や不妊治療を考えている方は、地域データを理解するための参考にしてください。
出生率とは、人口1,000人あたりの出生数を示す指標です。地域全体でどのくらい子どもが生まれているかを把握するために使われます。
横浜市のように人口規模が大きい都市では、出生数そのものが多く見えることがあります。しかし、人口全体に対してどのくらい出生があるのかを見るには、出生数だけでなく出生率もあわせて見る必要があります。
たとえば、出生数が多い地域でも、人口が多ければ出生率は低くなることがあります。出生率は、地域の少子化傾向を見るうえで参考になる指標のひとつです。
合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したものです。一般的には、「一人の女性が、その年次の年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子どもの数」に相当する指標として使われます。
出生率が人口全体に対する出生数を見る指標であるのに対し、合計特殊出生率は、少子化の状況を把握する代表的な指標として、全国、都道府県、市区町村単位で比較されることがあります。
ただし、合計特殊出生率は地域全体の傾向を見るための数字であり、個人の妊娠しやすさや不妊治療の必要性を示すものではありません。妊活や不妊治療を考える場合は、夫婦の年齢、妊活期間、検査結果、治療歴などをもとに判断する必要があります。
出生率や合計特殊出生率は、地域の傾向を見るためのデータです。出生率が低いからといって、その地域に住む人が妊娠しにくいという意味ではありません。
出生率低下の背景には、未婚率、晩婚化、出産年齢の上昇、経済事情、働き方、住宅事情、子育て環境など、さまざまな要因があります。不妊治療を受ける人が増えている背景にも、医療技術の普及、保険適用、妊活への意識変化などが関係します。
そのため、出生率データは、自分自身の妊娠可能性を判断するものではなく、地域の現状を理解する材料として見ることが大切です。不安がある場合は、統計だけで判断せず、検査や相談を受けて自分たちの状況を確認しましょう。
横浜市が公表している直近5か年の合計特殊出生率を見ると、低下傾向が続いています。令和2年は1.24でしたが、令和3年は1.21、令和4年は1.16、令和5年は1.12、令和6年は1.08となっています。
| 年次 | 横浜市の合計特殊出生率 |
|---|---|
| 令和2年 | 1.24 |
| 令和3年 | 1.21 |
| 令和4年 | 1.16 |
| 令和5年 | 1.12 |
| 令和6年 | 1.08 |
令和6年の1.08は、直近5年の中でも最も低い数字です。横浜市も、全国的な少子化傾向と同じく、出生率低下の影響を受けていることが分かります。
ただし、出生率の低下は単一の要因だけで説明できるものではありません。結婚や出産のタイミング、働き方、住環境、子育て支援、経済的な見通しなど、さまざまな背景が重なっています。
横浜市は人口規模が大きく、都心部、住宅地、郊外部など、エリアごとの生活環境が異なります。そのため、市全体の出生率だけでなく、区ごとの人口構成や生活環境も考える必要があります。
たとえば、通勤時間が長い地域、住宅費が高い地域、共働き世帯が多い地域、子育て施設へのアクセスが課題になりやすい地域など、同じ横浜市内でも妊娠・出産・子育てを取り巻く条件は異なります。
出生率は横浜市全体の傾向を見るうえで役立ちますが、個人や夫婦の状況をそのまま表すものではありません。妊活や不妊治療を考える場合は、住んでいる地域の通院しやすさや、仕事との両立のしやすさもあわせて考えることが大切です。
出生率が下がっていると聞くと、「妊娠しにくい人が増えているのでは」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、出生率低下は、不妊だけで説明できるものではありません。
出生率には、未婚率、晩婚化、出産年齢の上昇、子育て費用、働き方、住宅事情、ライフスタイルの変化などが関係します。また、子どもを持つかどうか、何人希望するかについての価値観も多様化しています。
不妊治療を受ける人の増加も、単純に不妊の人が増えたというだけでなく、治療法の普及、保険適用、妊活への意識の変化、医療機関へのアクセス向上などが関係しています。出生率は地域の社会的傾向を見る指標であり、不妊治療の必要性は夫婦ごとの検査結果や治療歴で判断することが大切です。
出生率低下の背景のひとつとして、結婚や出産のタイミングが遅くなっていることが挙げられます。出産年齢が上がると、妊活を始める時期や、不妊治療を検討する時期も後ろ倒しになりやすくなります。
妊娠のしやすさは年齢の影響を受けます。30代前半、35歳以降、40代では、治療方針や体外受精を検討するタイミングが変わることがあります。特に35歳以降は、一般不妊治療を続ける期間や、体外受精へのステップアップ時期を早めに確認しておくことが大切です。
将来的に子どもを希望している場合は、妊娠を希望してから慌てて考えるのではなく、早めに体の状態を知ることが大切です。月経周期、排卵、卵巣予備能、卵管、精子の状態などを確認することで、必要な治療や相談先を考えやすくなります。
令和4年4月から、人工授精などの一般不妊治療、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療が保険適用となりました。これにより、以前よりも不妊治療を検討しやすくなった方もいます。
一方で、保険適用には年齢や回数、治療内容などの条件があります。体外受精では、年齢によって胚移植の保険適用回数が変わるため、治療開始のタイミングや治療計画を早めに確認しておくことが重要です。
また、先進医療や自費診療が関わる場合もあります。横浜市では、不妊治療が保険適用されたことを受け、現在は不妊治療費助成事業を実施していません。そのため、費用については、保険適用条件と各医療機関の案内を確認する必要があります。
横浜市では、不妊や不育に関する相談、女性の健康に関する相談、妊活に関するSNS相談などが案内されています。いきなり治療を始めるのが不安な場合や、病院に行く前に気持ちを整理したい場合は、こうした相談窓口を活用する方法もあります。
不妊・不育専門相談では、不妊や不育症に関する悩みを専門的に相談できます。不妊・不育心理専門相談では、治療に伴う不安や夫婦間の気持ちのすれ違いなど、心理的な負担について相談しやすくなっています。
また、ヨコハマ妊活SNS相談のように、スマートフォンから相談しやすい窓口もあります。治療内容だけでなく、気持ちの整理、夫婦での話し合い、男性不妊や不育症への不安など、相談できる先を知っておくことは大切です。
横浜市は人口規模が大きいため、出生数だけを見ると多く見える場合があります。一方で、人口に対してどのくらい子どもが生まれているのかを見るには、出生率や合計特殊出生率もあわせて確認する必要があります。
出生数は「何人生まれたか」を示す数字です。出生率は「人口1,000人あたり何人生まれたか」を示します。合計特殊出生率は「女性1人あたりの出生数の目安」として使われます。
それぞれ役割が異なるため、少子化の状況を理解するときは、ひとつの数字だけで判断しないことが大切です。出生数、出生率、合計特殊出生率をあわせて見ることで、地域の傾向を把握しやすくなります。
横浜市には18の区があり、区によって年齢構成、住宅事情、通勤動線、子育て環境が異なります。そのため、市全体の出生率だけでは、地域ごとの違いが見えにくいことがあります。
区別の合計特殊出生率や出生数を見ると、地域ごとの傾向を把握しやすくなります。たとえば、子育て世帯が多い地域、若年層が多い地域、住宅費が高い地域などでは、出生数や出生率の見え方が変わることがあります。
ただし、区別データも個人の妊娠可能性を示すものではありません。妊活や不妊治療を考える場合は、住んでいる区の出生率よりも、通いやすい医療機関があるか、仕事と通院を両立できるか、自分たちの検査結果がどうかを重視しましょう。
出生率データは、地域全体の傾向を見るためのものです。一方で、不妊治療を考える場合は、年齢別の妊娠率や治療成績も重要になります。
妊娠のしやすさは年齢の影響を受けます。体外受精でも、30代前半、35歳以降、40代では、治療方針や妊娠率、採卵数、胚の状態などが変わることがあります。
クリニックを選ぶときは、全体の実績だけでなく、年齢別の実績を確認しましょう。35歳以降や40代では、保険適用の回数、治療に使える時間、採卵方針、胚移植のタイミングも重要になります。
出生率のデータを見て不安になったとしても、自分たちの状況は検査しなければ分かりません。不妊の原因は女性側だけにあるとは限らず、男性側にも原因がある場合があります。
妊活を始める場合は、女性側の排卵、卵管、子宮、卵巣予備能だけでなく、男性側の精液検査も大切です。早めに夫婦で検査を受けることで、タイミング法や人工授精から始めるのか、体外受精を検討するのかを整理しやすくなります。
地域の出生率を見て不安を抱え込むよりも、自分たちの体の状態を知ることが第一歩です。妊娠を希望して一定期間たっても妊娠しない場合や、年齢が気になる場合は、早めに医療機関や相談窓口に相談しましょう。
横浜市の出生率データは地域の傾向ですが、実際に不妊治療を考えるときは、年齢が重要な判断材料になります。
30代前半では、一般不妊治療を続けるか、体外受精へ進むかを検査結果や治療歴から整理することが大切です。35歳前後では、先延ばしにしすぎず、人工授精の回数や体外受精へのステップアップ時期を見直す必要があります。
40代では、保険適用の条件、採卵数、胚の質、治療に使える時間、費用や回数の上限を現実的に考えることが重要です。また、第二子以降を希望する場合は、第一子の妊娠だけでなく、将来の妊娠計画も含めて早めに相談しましょう。
不妊治療は、1回の受診で終わるものではありません。検査、卵胞チェック、採卵、胚移植、妊娠判定など、複数回の通院が必要になることがあります。そのため、横浜市内で通いやすいクリニックを選ぶことも大切です。
横浜駅周辺、みなとみらい、上大岡、港北、青葉区など、エリアによって通院動線は異なります。仕事帰りに通えるか、土曜や夜間診療があるか、駅から近いか、予約が取りやすいかも確認しておきましょう。
また、体外受精まで対応しているか、男性不妊や子宮疾患への対応があるか、子ども連れ通院が可能かも、クリニック選びのポイントになります。自宅や職場からの通いやすさだけでなく、治療内容やサポート体制も含めて比較しましょう。
横浜市で体外受精クリニックを比較する場合は、年齢別の治療実績を確認しましょう。全体の妊娠率だけでは、自分たちの年齢や状況に合うか判断しにくいことがあります。
30代、35歳以降、40代では、治療方針や妊娠率、採卵の考え方が変わることがあります。年齢別の妊娠率や症例数を開示しているか、同年代の治療について説明してもらえるかを確認すると、治療のイメージを持ちやすくなります。
ただし、妊娠率は患者さんの年齢、不妊原因、治療歴、採卵数、胚の状態によって変わります。数字だけで判断せず、説明の分かりやすさや、自分たちの状況に合わせた提案があるかも重視しましょう。
出生率や妊活の話では女性側に注目が集まりやすいですが、不妊原因は男性側にもあります。精子の数や運動率、形態に問題がある場合、人工授精、体外受精、顕微授精の方針に影響することがあります。
また、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープなど、婦人科疾患が妊娠に影響することもあります。体外受精を考える場合は、採卵や移植だけでなく、子宮環境や男性不妊も含めて総合的に確認することが大切です。
クリニックを選ぶときは、精液検査や男性不妊相談の有無、必要に応じた泌尿器科との連携、婦人科疾患への対応、他科連携の体制も確認しておきましょう。
出生率や年齢のデータを見ると、不安が強くなる方もいるかもしれません。不妊治療は、身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きい治療です。
そのため、クリニック選びでは、治療の説明が丁寧か、質問しやすいか、看護師や培養士に相談できるか、心理的な不安に配慮があるかも確認しておきましょう。数値や実績だけではなく、通い続けるうえで安心できるかどうかも大切です。
また、横浜市の不妊・不育相談や心理専門相談、妊活SNS相談などの相談窓口も併用できます。医療機関だけで抱え込まず、必要に応じて地域の相談支援を活用しましょう。
A. 横浜市の公表データでは、令和6年の合計特殊出生率は1.08です。令和2年は1.24、令和3年は1.21、令和4年は1.16、令和5年は1.12で、直近5年では低下傾向にあります。ただし、合計特殊出生率は地域全体の傾向を示す指標であり、個人の妊娠しやすさを表すものではありません。
A. 必ずしもそうではありません。出生率低下には、未婚率、晩婚化、出産年齢の上昇、経済事情、働き方、子育て環境など複数の要因が関係します。不妊かどうかは、夫婦ごとの妊活期間や検査結果で判断する必要があります。出生率は地域の社会的傾向を見るためのデータとして捉えましょう。
A. 令和4年4月から不妊治療が保険適用されたことを受け、横浜市では現在、不妊治療費助成事業は実施していません。ただし、不妊・不育専門相談、不妊・不育心理専門相談、女性の健康相談、ヨコハマ妊活SNS相談などの相談支援が用意されています。費用については、保険適用の条件や各医療機関の案内を確認しましょう。
A. 横浜市では、不妊・不育専門相談、不妊・不育心理専門相談、女性の健康相談、ヨコハマ妊活SNS相談などが案内されています。治療方法だけでなく、男性不妊、不育症、気持ちの整理、夫婦間のコミュニケーションなども相談対象になります。病院を受診する前に不安を整理したい場合にも利用しやすい窓口です。
A. 出生率は地域全体の傾向を示すデータであり、個人の妊娠可能性を示すものではありません。不安がある場合は、まず夫婦で検査を受ける、横浜市の相談窓口を利用する、体外受精対応クリニックで説明を聞くなど、具体的な行動に移すことが大切です。年齢や妊活期間が気になる場合は、早めに相談しましょう。
横浜市の合計特殊出生率は、直近5年で低下傾向にあります。ただし、出生率の低下には社会環境やライフスタイルの変化など複数の要因があり、不妊治療だけで説明できるものではありません。
一方で、妊娠・出産のタイミングが遅くなるほど、不妊治療や体外受精を検討する人が増えやすいのも事実です。横浜市では、不妊・不育相談や妊活SNS相談などの相談支援が用意されているため、不安がある場合は早めに相談することが大切です。
出生率データは、自分の妊娠可能性を判断するものではなく、妊活や不妊治療について考えるきっかけとして活用しましょう。横浜で体外受精を検討している場合は、年齢、検査結果、通いやすさ、男性不妊や子宮疾患への対応も含めて、自分たちに合うクリニックを選ぶことが大切です。
横浜市の出生率や少子化のデータを見て、妊活や不妊治療を考え始めた方もいるかもしれません。出生率は地域全体の傾向を示すデータであり、個人の妊娠可能性を決めるものではありませんが、早めに検査や相談を受けるきっかけにはなります。
当メディア「yokoniiruyo」では、横浜にあるクリニック14院の口コミや実績をもとに、ご夫婦の状況に合った体外受精クリニックおすすめ3選を紹介しています。年齢別の実績、通いやすさ、男性不妊対応、子宮疾患への対応などを比較しながら、自分たちに合う相談先を探してみましょう。
体外受精のクリニック選びで大切なのは、ご夫婦の状況に合った治療を受けられることです。
横浜にあるクリニック14院※の口コミや実績を分析し、お二人の状況に寄り添った3院を調査しました。
40~41歳の妊娠率が、2025年1月時点で開示されている最新(2022年度)の全国平均の妊娠率が約30%(※1)に対して、約50%(※2)と平均を上回る実績があります。
卵子への負担を軽減する培養技術も活用し、妊娠が難しい患者様へのサポートに注力しています。
保育士常駐のキッズルームを設けており、「親子待合室」としても利用できます。
通常の待合室とは扉で区切られているため、待ち時間も周囲の視線を気にせず、お子さまと一緒にいられます。通院回数が多い体外受精でも安心して通えるクリニックです。
不妊の原因に多くみられる男性不妊症の治療実績(※3)において神奈川県内1位(※4)を誇る病院です。一般男性の約7人に1人(※5)にみられる「精索静脈瘤」、約100人に1人(※5)に発症すると言われる「無精子症」まで、他院では対応が難しい男性不妊治療を受けられます。
※妊娠率(臨床妊娠):移植後、エコーにより胚が子宮内に確認された割合を指します
※1参照元:【PDF】日本産科婦人科学会ARTデータブック※2022年時点。2024年のデータはまだ公開されておりません(https://www.jsog.or.jp/activity/art/2022_JSOG-ART.pdf)
※2参照元:メディカルパーク ベイフロント横浜公式※2024/1/1~2024/9/30時点(https://medicalpark-bf-yokohama.com/chiryo_jisseki/)
※3参照元:「男性生殖器疾患」の治療実績数を、便宜上“男性不妊症”のランキングとしています。この件数には、他の病気の治療も含まれることがあります。
※4参照元:caloo(神奈川県の男性不妊症の治療実績)※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の統計 (2022年4月〜2023年3月退院患者)(https://caloo.jp/dpc/disease/746/14)
※5参照元:横浜市立大学附属 市民総合医療センター公式(2025年1月時点)(https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/section/generative/danseifunin.html)
※6 お電話での問い合わせは月曜・水曜・金曜のみ8:00~18:30、火曜・土曜8:00~16:30、木曜8:00~13:00、日曜8:00~13:00 (指定患者様のみ)、祝8:00~15:00